地域体制加算の届出
私が経営している別の薬局の話になりますが、開局から一年以上経過したため、地域体制加算の算定にチャレンジしてみました。
同時に、在宅患者調剤加算の届出も実施しました。
そして更に後発品の割合が今月末でついに3ヶ月平均が75%を越えたため、後発体制加算の届出も実施しました。
後発品体制加算に関しては、レセコンで割合が出てくるため、それを転記して終了。
先月の段階で地域体制加算の算定要件として未達であった項目は、1200品目の在庫位だったので、卸の分割品をどんどん買いまして行き、最終的に1300品目まで増やしました。
事前準備として、副作用報告の手順書の作成やプレアボイドに関わる手続きを終わらせ、ジャスト一年経過した段階でかかりつけ薬剤師の届出先に提出し、受理してもらっていたのでスムーズに書類は作成出来ました。
書き方を知りたい方は、ホームページで探すと記入例も出てくるのでここでは触れませんが、これから地域体制加算の算定を目指している薬局さんへアドバイスとしては、
●事前準備として
◯単位を集めて認定薬剤師の認定を受けておく。単位を集め終わっても、認定書が届くのに数ヶ月かかります。
◯研修や勉強会の記録をまとめておく。在宅患者調剤加算や地域体制加算の届出の際に、1年間分位研修の記録と半年後位までの研修予定を一覧にして提出する必要があるため。
こまめにまとめていないと、思い出すのが面倒てす。
◯採用品目の目標は1200品目
結構大変なので、こまめに現在の品目数は確認しておくといいと思います。分割品を買い揃えれば、数万円で200-300品目は調達出来ます。
◯地域活動をどうするか考えておく。
これがハードル高いと言われています。地域差もあるので、一概には言えませんが、とりあえず薬剤師会に入って、休日診療に協力しておけば、絶対大丈夫です。これは疑義解釈にも出ているので全国共通です。うちの薬局は、休日診療に加え、学校薬剤師の活動、薬剤師会主催の講演会での座長の役割などを実施していた為、これに関しては楽にクリアしてました。薬剤師会は会費もかかりますが、地域体制加算がとれれば元はすぐに取れるので検討してみてはどうでしょうか。休日潰れるのが嫌とか、薬剤師会に入るのは嫌とか言うのであれば、地域体制加算の算定は何かしらの方法はあるでしょうがなかなか厳しいと思います。
◯薬局ヒヤリハット事例収集分析事業への登録と事例報告
この薬局ヒヤリハット事例収集分析事業への登録にもかなり時間がかかります。本登録まで数ヶ月はかかりますので、とりあえず地域体制加算を取る取らないにかかわらず登録だけしててもいいと思います。報告事例を見てても案外勉強になりますよ。
◯開局時間にも注意
平日午前で閉めている薬局もありますが、算定要件を満たしていませんので注意です。平日は少なくとも毎日9時から17時まではあけておかないといけません。算定予定の方は、開局時間の変更も予め行っておくといいかもしれませんね。
◯在宅患者
現在のところ、年に1回の居宅療養管理指導の算定でオッケーですが、明らかに少なすぎますよね。今後はもっと増えてくると思いますので、在宅患者の獲得は早急に実施しておいて下さい。
提出資料を全て作成すると、なかなかの束になります。
恐らく不備はないと思いますが、今から提出に行ってきます。
明日は1日動けないので、今日の夜に厚生局のポストに資料を入れておけば、明日受理してくれるとのことでした。
一人薬剤師などで動けない人はこう言う方法もありますよ。
地域によっても違うかもしれませんので、確認して見て下さい。