リリカの副作用とかかりつけ薬剤師!?
帯状疱疹の患者さん。
痛みが強くバルトレックスに加え、
リリカ75mg×2
朝夕食後
が処方になった。
70才 腎機能等は異常なし
高齢の方に75mg×2 で開始になった為、副作用出る可能性が大いにあった。
これまでも数名、リリカでの副作用を経験していた為、眠気、ふらつき、悪心については十分注意して、何か気になる症状があれば連絡して下さいとお伝えしておいた。
案の定、その日の夕方に、経験のないふらつきと胃のムカムカが発生して嘔吐も一度したがどうすればよいかと連絡があった。
副作用の可能性が高いので、とりあえず服用は中止して、明日の朝まで様子を見るようにお伝え。
具合悪ければ、明日の朝再受診するようにともお伝えした。
患者さんから、連絡がありこのような対応になったが問題ないかドクターにも確認し、了承を得た。
その日の夜、気になるので、この患者さん宅に再度具合の確認のため連絡をした。
幾分マシになっては来ているとのことなので、引き続き安静にして様子を見るようにお伝え。
明後日から旅行に行くとおっしゃっていた為、不安なく旅行に行くためにも一応明日は病院受診するように促した。
そして次の日、ちゃんと受診され、リリカは服用中止になり、痛みがひどいため、ロキソニンが処方になった。
吐き気も軽快し、吐き気どめの処方はなし。
無事に旅行には行けただろうか?
次回確認してみる。
この患者さんからは、親切に連絡を頂きありがとうございました。と大変感謝して頂き、次からどこの処方箋でも持って来ますと言って頂いた。
これまで色々な薬局で働いたが、患者さんの状態を確認する為に電話一本掛けてあげることが出来ていない薬局がほとんどであった。
私が経営している別の薬局では、患者さんのアフターケアまで気にするようにとスタッフにはこれまでも何度も伝えている。
そのため、迷惑な患者さんもいるとは思いますが副作用のモニターのために気になる患者さんには電話をしてあげることを推奨している。
こう言うことの積み重ねで、今回の様に自らかかりつけ薬剤師になってもらいたいと言って来てくださる。
かかりつけ薬剤師の契約数も大事ですが、大手の薬局ではその契約数で評価が変わってくる所もあるようだ。
そう言う薬局においては、契約を取ることが目的となってしまっているように思える。
契約をとる為のトークスキルを共有したりと一体何を考えているのか理解に苦しむ。
数少ない薬剤師の読者の方には、どうにかこのような目的を履き違えるようなことだけはして欲しくない。
本当の意味でのかかりつけ薬剤師とは何か?と言うことを、それぞれ再度考え直してもらいたい。