新規薬局の苦悩の日々~行列の出来る薬局を目指して~

新店薬局の「日々の枚数の推移」や「売上アップのための努力」「ヒヤリハット」等をつぶやいていきます。

グーフィス錠はいつ飲むの?

本日、高齢者にグーフィス錠5mg 1錠 寝る前 14日分の処方が出た。

 

新薬のため、まだ14日分しか処方出来ないので、これはオッケー。

 

グーフィス錠5mg 1錠 も、添付文書上では10mgを分1が基本用量ですが、高齢者かつ初処方の為、これもまぁ許容範囲内。

 

しかし!?

 

寝る前指示がまずい。。

 

グーフィスは、小腸で胆汁酸の吸収を阻害する事で、胆汁酸を大腸に行き渡らせることで、腸の蠕動等を向上させるお薬である。

 

胆汁酸は、食事を取ると分泌される。

 

そのため、胆汁酸が分泌される前に、グーフィスでブロックをしておく必要がある。

 

①グーフィスで小腸ブロック

②食事を摂り、胆汁酸排泄

③大腸に行く胆汁酸の量がアップ。

 

これが大切な流れである。

 

そのため寝る前に服用してしまうと、ブロックしても胆汁酸が出てないので、効果があまり出ないと言う事になる。

 

このことから、グーフィスは食前投与なのである。

 

疑義照会を行い、朝食前に変更となりました。

 

次回効果があったか楽しみである。

 

いや、次回まで待てないので数日後に電話してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収入源は何ヶ所?

あなたの収入源は、何ヶ所ありますか?

ホリエモンの本を読んでいると、このようなフレーズを目にした。

 

ちなみにホリエモンの本では、1つの会社に雇われてその仕事だけをしてるだけではダメで、色んな仕事を並行してこなしていく位の活動力がないと成功は出来ないと言う趣旨のことが書かれていた。

(理解が違ってたらすいません)

 

私もこの考えには大賛成です。

 

私自身、色んな事に興味があり過ぎることもあり、学生時代からバイトも掛け持ちしてましたし、社会人になってからも二年目以降からは収入源が二ヶ所以上ずっとあります。

 

現在では、収入源としては四ヶ所になってます。

 

これがいいのか悪いのかは分かりませんが、このお陰で一ヶ所だけの勤めでは経験出来ないことを経験してこれましたし、勉強にもなってます。

 

ただこの時期になると毎年確定申告が必要になるので、収入源が増えれば増えるほど確定申告が複雑になってきてます。

 

確定申告もかれこれ10回目位なので、もう慣れっこです。

 

税理士さんに頼んでもいいのですが、確定申告を自分でやると、お金の流れや、税金の仕組みがよく分かるので、自分でやるようにしています。

 

特に経営者を目指している方にはこれは本当にオススメですよ。

 

とりあえず経営者を目指している薬剤師の方がおられたら、複数箇所からの収入源を得ていくことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

経営者になると、毎日毎日種類の異なる色んな事をしなければいけないので、その様な日々の練習になると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

透析患者にゾフルーザ?

インフルエンザの患者さんは、ほとんどいなくなった。

 

昨日、久しぶりのインフルエンザ患者さんが来局。

 

来局される前に、隣の先生から透析患者さんですが、ゾフルーザは処方しても大丈夫ですか?と連絡があった。

 

調べてみると、ゾフルーザは透析患者さんでも服用可能でした。

 

また1つ勉強になりました。

 

土曜日の受付枚数は、11枚。

 

土曜日も10枚を超える日がちらほら出て来ました。

 

 

 

 

 

 

 

地域体制加算の届出

私が経営している別の薬局の話になりますが、開局から一年以上経過したため、地域体制加算の算定にチャレンジしてみました。

 

同時に、在宅患者調剤加算の届出も実施しました。

 

そして更に後発品の割合が今月末でついに3ヶ月平均が75%を越えたため、後発体制加算の届出も実施しました。

 

後発品体制加算に関しては、レセコンで割合が出てくるため、それを転記して終了。

 

先月の段階で地域体制加算の算定要件として未達であった項目は、1200品目の在庫位だったので、卸の分割品をどんどん買いまして行き、最終的に1300品目まで増やしました。

 

事前準備として、副作用報告の手順書の作成やプレアボイドに関わる手続きを終わらせ、ジャスト一年経過した段階でかかりつけ薬剤師の届出先に提出し、受理してもらっていたのでスムーズに書類は作成出来ました。

 

書き方を知りたい方は、ホームページで探すと記入例も出てくるのでここでは触れませんが、これから地域体制加算の算定を目指している薬局さんへアドバイスとしては、

●事前準備として

◯単位を集めて認定薬剤師の認定を受けておく。単位を集め終わっても、認定書が届くのに数ヶ月かかります。

◯研修や勉強会の記録をまとめておく。在宅患者調剤加算や地域体制加算の届出の際に、1年間分位研修の記録と半年後位までの研修予定を一覧にして提出する必要があるため。

こまめにまとめていないと、思い出すのが面倒てす。

◯採用品目の目標は1200品目

結構大変なので、こまめに現在の品目数は確認しておくといいと思います。分割品を買い揃えれば、数万円で200-300品目は調達出来ます。

◯地域活動をどうするか考えておく。

これがハードル高いと言われています。地域差もあるので、一概には言えませんが、とりあえず薬剤師会に入って、休日診療に協力しておけば、絶対大丈夫です。これは疑義解釈にも出ているので全国共通です。うちの薬局は、休日診療に加え、学校薬剤師の活動、薬剤師会主催の講演会での座長の役割などを実施していた為、これに関しては楽にクリアしてました。薬剤師会は会費もかかりますが、地域体制加算がとれれば元はすぐに取れるので検討してみてはどうでしょうか。休日潰れるのが嫌とか、薬剤師会に入るのは嫌とか言うのであれば、地域体制加算の算定は何かしらの方法はあるでしょうがなかなか厳しいと思います。

◯薬局ヒヤリハット事例収集分析事業への登録と事例報告

この薬局ヒヤリハット事例収集分析事業への登録にもかなり時間がかかります。本登録まで数ヶ月はかかりますので、とりあえず地域体制加算を取る取らないにかかわらず登録だけしててもいいと思います。報告事例を見てても案外勉強になりますよ。

◯開局時間にも注意

平日午前で閉めている薬局もありますが、算定要件を満たしていませんので注意です。平日は少なくとも毎日9時から17時まではあけておかないといけません。算定予定の方は、開局時間の変更も予め行っておくといいかもしれませんね。

◯在宅患者

現在のところ、年に1回の居宅療養管理指導の算定でオッケーですが、明らかに少なすぎますよね。今後はもっと増えてくると思いますので、在宅患者の獲得は早急に実施しておいて下さい。

 

提出資料を全て作成すると、なかなかの束になります。

 

恐らく不備はないと思いますが、今から提出に行ってきます。

 

明日は1日動けないので、今日の夜に厚生局のポストに資料を入れておけば、明日受理してくれるとのことでした。

 

一人薬剤師などで動けない人はこう言う方法もありますよ。

 

地域によっても違うかもしれませんので、確認して見て下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

デパスはもう処方出来ない!?

この4月から、デパス等のベンゾジアゼピン系の薬を不眠、不安で1年間漫然と同一の用法用量で連続処方していると、病院の処方箋発行料が減算になる。

 

このこともあって、先生達は昨年から患者さんにベンゾジアゼピン系の薬については少しずつ説明をされておられます。

 

ただその説明の仕方が、「今後はこの薬は出せなるなるから。」と言う一言で済ませておられる先生が多少おられると思います。意見交換をした先生の中には、きっちり薬の特性について説明されて、さらに精神科を紹介しているところもありました。

 

ベンゾジアゼピン系の薬の弊害についてしっかり説明されてない患者さんは、これまでずっと飲んできて身体にも合っているのにそれは困る!ってなりますが、先生にはなかなか言えず、薬局でよく相談を受けます。

 

その際に、先生が診察時には、「もうこの薬は出せない」と説明しているのに、実は「処方は出せるけど、出しちゃうと先生の報酬が安くなるから出せないとおっしゃってるんですよ。」なんて説明しちゃったら、恐らく先生から抗議の連絡が来るだろう。

 

ただ実際に、ベンゾジアゼピン系の薬は認知機能に影響を及ぼしたり、依存性もある。そして特に高齢者においてはふらつき、転倒の原因にもなるので、安易な連用は実際問題として好ましくはない。

 

高齢の患者さんで、ふらつき、転倒した結果、寝たきりになると言うケースは統計的にも多く問題になっている。

 

また認知機能低下の患者さんがベンゾジアゼピン系の薬を中止したら、認知機能が改善したと言うケースも報告されている。

 

世界を見渡しても、これだけ安易にベンゾジアゼピン系が処方されているのは日本位だそうです。

 

このように様々な側面があり、安易な服用は避けましょうと言う意味を含めての、報酬減算の措置が決定しているのだが、忙しい先生方が患者さんにそこまで説明する時間もないということもあり、「もう処方は出来ないので。」と言う一言で片付けられている現状です。

 

近隣の先生とは、今後のベンゾジアゼピン系の処方に関して、患者さんにどの様に説明されるのかと言うことを、事前に話し合いをしておくと、先生とのトラブルや患者さんからの不信感を買うこともなくなると思うので、是非4月までに実施してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高齢者にPL配合顆粒!?

風邪と言えば、PL。

 

最近ではOTCでもPLと言う名で販売している位、メーカー的にも自信を持っている薬だ。

 

私も学生時代、風邪を引いたらPLか葛根湯を飲まされていた記憶がある。

 

薬の説明としても総合感冒薬という分類がされているPLだが、成分をみると

 

サリチルアミド
アセトアミノフェン
無水カフェイン
プロメタジンメチレンジサリチル酸

 

総合感冒薬と言うわりに、解熱鎮痛と鼻水改善の成分した入っていない。

 

咳は?痰は?

 

市販のルルやベンザブロックとかのほうが、余程総合感冒薬として優れている。

 

一般的には、このことはあまり知られていないかもしれない。。

 

前置きが長くなりましたが、このPL顆粒が高齢者に処方されました。

 

81歳、併用薬 タムスロシン

 

薬剤師なら、ここですかさずピンと来て欲しい。

 

まず、高齢者。

高齢者にPL顆粒はそもそも副作用が出やすいので慎重投与。

 

さらに前立腺肥大の患者さんにも抗コリン作用による尿閉の可能性があるため、禁忌となっている。

 

疑義照会にて、薬剤変更になった。

 

この患者さんのご家族と話していると、以前他院でPL顆粒が処方になったことがあるとのこと。

 

その際、尿が全く出なくなって泌尿器科に受診したが原因不明で抗生剤を処方され、またPL顆粒を服用中、会話が成り立たないと言うせん妄状態があったとのことでした。

 

それ、、PLの副作用ですよ。

 

PLが出たら、高齢、前立腺肥大、緑内障、妊娠、授乳。

 

最低でもこれは確認してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレンタインデーに何贈る?

男性の皆さんは、明日のバレンタインデーに何を貰えるかワクワクされている方もいるかもしれません。

 

しかし、私の境遇は、、、、

 

奥さんの誕生日が何とバレンタインデー。

 

その為、むしろバレンタインデーは毎年プレゼントを贈る側の立場なのです。

 

今年は、子どももまだ小さいので生花だと触ったりして面倒な為、プリザーブドフラワーをまずは贈ることにしました。

 

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値段もお手頃で、リンゴのガラスケースが珍しかったのでこれにしました。

 

到着してからのお楽しみですが、喜んでくれるといいですね。

 

メインのプレゼントは明日街に出て買いに行ってきます。

 

今日のブログは薬局経営と全く関係ないですが、こんな感じで薬局のことを全然考えていないと、罰が当たったのか、オープン当初の3ヶ月ぶりに午前中3枚というなかなかの記録を出してしまいました。

 

午後は気を引き締め直して、頑張ろう。